序論
現在の首都圏など大都市部における葬儀では、檀家制 (だんな寺と氏子) の崩壊と地域コミュ二チィ―の崩壊により着実に宗教および地域離れが進行していき、葬儀社という専門業者による形式的葬儀の運営サービスが中心となり、地域の繋がりよりもそのサービスに重点を置いたものとなっている。
これは言い換えると葬儀は顧客 (遺族) が自由に自分達で選べる商品となってきたこと、つまり一般の商品化の方向を辿ってきている事を示していまる。
だが、自分達自身で選択できる葬儀サービスというコモヂィチィ市場にシフトしたはずであるが、近年、行われた葬儀に対して 「不当な請求書が届いた」 「見積書と全く違った高額の費用を請求された」
などの問い合わせや相談、苦情が多発しているという現状がある。
それはなぜであろうか。
このコモヂィチィ化とそれに対するマーケット側の不信感に歯止めをかけるためには、、葬儀ビジネスを展開する企業が地域で確固たる信頼を得る、つまりブランド力を増加させる必要性について議論をこれから展開していきたいと思っています。
最近の葬儀事情