葬儀の時の返礼品の種類
葬儀(葬式)で使われる返礼品を種類分けすると次のようになります。
3:香典返し
葬儀(葬式)のときの「側返し」の場合、一時は香典の金額を調べて、その金額に応じた商品を返すことも行われましたが、「葬儀で香典の金額で返礼品を区別するのはおかしい」という理由で、今では一律が多くなっています。単価は2,000円~3,000が多く中には4,000円という地域もあります。
結婚披露宴の引き物同様にチョイス・ギフト(カタログを渡され、会葬者が希望の品を選んで郵便で申し込む方法)もあります。
一方 「 葬儀が終えて忌明返し 」 は、三十五日あるいは四十九日の忌明けを持って礼状を添えて返礼するものです。
すぐ返すには失礼だということから、おそらく明治期に都市より慣習化していったものと思われます。
葬儀の香典の額と同額では相手の好意を無にすると言うので、半返し(二分返し、とも言う。半額の商品を返すこと)
三分返し(3分の1の金額の商品を返すこと)が一般的です。
タオルなどの繊維製品が人気を集めているようです。
この他、葬儀(葬式)の余剰金を社会福祉関係に寄付するとか、遺児の養育費に充当するとかし、香典返しを行わないこともあります。社会福祉関係に寄付するときは市町村役場の社会福祉課が窓口となってくれます。
葬儀の香典返しを行わないときには、その用途を忌明けの挨拶状に記します。
葬儀の知識 ( 葬儀の時の返礼品 )