「 葬儀後の法事の営み方 」
葬儀の後、身内だけで営む時は電話連絡でもよいでしょうが、四十九日、一周忌、三回忌など、関係者に集まっていただくときには案内状を出し、出欠の確認をします。
接待客の範囲には決まりはありません。
故人との関係、家庭の事情を考慮して慎重に決める必要があります場所は寺院、斎場、自宅、最近では料理屋、ホテルも使用されることがあります。
葬儀後の法要を自宅で行う場合、仏檀のお飾り(荘厳)をします。
打敷を敷いて、五具足で行うのが正式とされています。
香炉を中央にし、その左右に花立て、外側の左右に燭台を置きます。
供物は仏飯、餅、菓子、果物などです。
供える花は葬儀後、三回忌までは赤など華美な花は避け、ロウソクも白を原則とします。葬儀後の故人の位牌、過去帳を仏檀の最下段に安置します。
参列者からの供物は、仏檀の両脇などに白布で覆った小机を用意し、そこに置きます。また焼香台を用意します。
先に関係者が着席し、僧侶を迎え、読経、焼香、法話が行われます。自宅で行うときに、家族が会食の準備をしていて席につかないことがありますが、本来はそろって勤めるものとされています。法要が終わると会食となりますが、これを「お斎」といいます。
施主が挨拶し、食事となります。
このとき僧侶を上席とし、家族は末席となります。
お斎の食事はかつては肉食を避けて菜食の精進料理でしたが、現在ではあまりこだわらないとされいます。
葬儀後の法要の参列者には帰りに引き物(お土産)を渡す慣習があります。
葬儀後の法要 ( 葬儀後の法事の営み方 )