1:六道(ロクドウ)
葬儀の時に篠竹に小ロウソクを6本立てたものを言います。
中には8本あって2本は葬儀のときの葬列に先行して辻に立てるところもありました。
元は葬列の先頭の案内の灯明だったと思われます。
しかし、死者は生前の行いによって六道のいずれかに行くとされ、たとえいずれに行っても六地蔵に助けてもらおうという地蔵信仰が六道ロウソクになったと思われます。
葬儀のときの祭壇の上部両側に6本の灯明が飾られるのが六道の名残です。
現在のさいたま市、上尾市の葬儀にはこのようなことはほとんど行われてなく葬儀式場で葬儀を行います家族葬、市民葬も同じく葬儀式場で行います。