親族も地元にいるとは限らず、また、いろいろな人に連絡する都合もあって死の当日は「仮通夜と称して家族で死者を守り、葬儀・告別式の前日を「本通夜」とするケースが多く見られます。
(本)通夜は夜の6時~7時の1時間程度を僧侶の読経と弔問客による焼香にあて、終了後弔問客に対して「通夜振る舞い」の酒や食事を供し、1~2時間で順次散会、あとは遺族や身近な者だけで死者を守る
というものが一般的です。
都会では、仕事の都合から昼間仕事を休んで弔問するよりも、昼間の弔問が便利という事で、通夜の参列者が告別式の参列者よりも多くなるという傾向がありこれが、全国的に広まりつつあります。
この事から、通夜が告別式並みに営まれることが多くなり「通夜式」なる表現も現れてきて論議を呼んでいます。
キリスト教のプロテスタントでは、通夜は「前夜祭」と呼ばれ、礼拝が行われます。
カトリック、プロテスタント共に派手な「通夜振る舞い」は避ける傾向にあります。宗教、地域の習慣の違いにも注意しましょう。
通夜 (現代の通夜)